闇鍋人狼は投票することで他プレイヤの影響度を下げることができるため、怪しい人に投票するのが最適かと思われがちですが、多くの場合「店員の正体を確定させるため」投票すべきです。

例えば以下のような状況があったとします。禁止食材が「電気サソリの尾が1個でもあるとダメ」で、それぞれが怪しい場所に行っています。

遺跡か荒野に行った人は禁止食材を持っている可能性があり、情報屋に行った人は嘘をついている可能性がある

遺跡か荒野に行った人は禁止食材を持っている可能性があり、情報屋に行った人は嘘をついている可能性がある

ここで投票が分散していた場合、もし闇鍋ができても複数人の犯行可能性が残るので誰の容疑も晴れません。

食材を採りにいった3人は禁止食材を入れた可能性があり、Brookは嘘をついている可能性がある

食材を採りにいった3人は禁止食材を入れた可能性があり、Brookは嘘をついている可能性がある

誰か1人に票を集めておけば、少なくとも票を集められた人に犯行は不可能なので店員であることが確定します。

Dakotaは食材を入れることも嘘を付くこともできない

Dakotaは食材を入れることも嘘を付くこともできない

これを応用すると複数人の容疑を晴らすことができます。例えば禁止食材が火属性が2個以上あるとダメだった場合、誰か2人に2票ずつ投票するのが有効です。

以下の状況でもし闇鍋ができたらDakotaに加えChrisが店員であることも確定します。

ChrisとDakotaは単独での犯行が不可能

ChrisとDakotaは単独での犯行が不可能

これが店員を確定するための投票のセオリーです。

ここで、注意しないといけないことが2点あります。まず1点は単独で情報屋に行った人の容疑はどうやっても晴れない、ということです。そもそも情報が嘘の可能性があるため、直接鍋に食材を入れられないことが店員の証明にはならないからです。

そもそもBrookの情報が嘘の可能性があり、誰の容疑も晴れない

そもそもBrookの情報が嘘の可能性があり、誰の容疑も晴れない

もう1点は、店員同士で意図せず闇鍋を作ってしまう場合があることです。例えば異世界食材を入れる数を共有せずたまたま3つ入ってしまった場合は、スパイが完全に拘束されていても闇鍋ができてしまいます。

他には、火属性を2個以上いれるとダメなとき1個までならいいや、と思った店員が2人いた場合も同様です。

なので確定のセオリーに沿って考えると、闇鍋の原因の一部を担ってしまった自覚のある店員は怖がらず早く名乗り出て謝った方が店員陣営のためになります(もちろんそれをスパイが騙ることも可能ですが)。

まとめると以下のようなセオリーが導けます

  1. 投票は容疑者が減るように揃えるべき
  2. 単独で情報屋に行った人には投票すべきでない